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2月 10

新旧OutPost

アウトポストは、TimJimの古い作品で名前は古参のブログで見るけど実際にプレイしたことのある人は少ないという、いわゆるコレクターが持ってるゲームの1つでしょうか。

今回20周年ということで、StrongHoldGames社からリメイクされたバージョンが販売され待ち望んで購入されたかたも多いと思います。私も新版を入手して中身を見ていたのですが、ルールを読むと新旧で違いがあります。

新版のルールブックにもVersion1.3.2のエキスパートルールを元にしているとは書いてあるのですが(1.0〜1.3.1の内容も気になりますが)、なかなか激しい変わり具合なので手元の旧版と違いを列挙してみます(比較したのはTimJim版1991年リリースのOutpostです)。

1.プレイシーケンス

興味深いことにプレイの流れが違います。旧版は、資源入手->プレイヤーターン->資源の手札上限チェックという流れでした。このため、資源入手時に手札上限を超える資源を得ていたとしてもプレイヤーターンで使ってしまえば、上限チェック時には問題無いというシーケンスになっています。

新版では、資源入手->資源の手札上限チェック->プレイヤーターンという流れになっています。プレイヤーターンより先に手札上限チェックがくるので、過剰に取得した資源は使うタイミングが無く破棄しなくてはならない場合がでてきます。

2.手札上限

旧版の手札上限値は、5枚からスタートでした。新版は10枚からとなっています。プレイシーケンスの変更の関係で手札上限を変更しないとプレイヤーターンに資源を持ち越せないためでしょう。

旧版だとプレイヤーターンに入った時に、手元の資源カード枚数が相当な数になり内容の確認とその資源数値の足し算に時間がかかるという欠点を構造的に持っていました。先に手札を絞り込ますことによりその辺を改善しようと試みているのでしょう。この1と2でどのようにプレイ感が変わるのかは興味があります。

もう1つ手札上限で変わっていることがあります。新版ではResearchとMicrobioticsの資源カードが特殊扱いに変更され、この2種類は手札上限に関係しないことになりました。つまり資源カードに優劣ができたわけですが、これもどのように左右するのか想像しずらいですね。

3.アップグレードカードの競り

ここは2つ変わっています。

1つは、手番プレイヤーがアップグレードカードを落札するとそれ以上新しい入札は出来ないのが旧版でした。新版では、落札有無にかかわらず手番プレイヤーは望むだけ入札をしてよいことになっています。

もう1つは、入札の順番ですがプレイ手番順が旧版、新版は手番プレイヤーから時計回りとなっています。

プレイ手番順はさておき、手番プレイヤーが望むだけ入札をできるようになったのは、なかなか荒っぽい仕様変更な気がします。

4.Mega Productionカードの標準化

オプションルールだったMega Productionカードが標準採用されています。これは全体にはさほど影響はないでしょうね。

5.初期セットアップ(追記)

旧版は、Ore工場2、水工場1、人3だけでしたが、新版はこれに加えてOre資源カード4枚,水資源カード2枚を持っている状態からスタートします。ただし、新版は最初の資源入手フェイズをスキップするとなっているので、実質的にはOre資源カード+2、水資源カード+1が変更になっているということでしょう。

初期は手元資金のマネージメントを楽にするのに効果があるのかもしれませんね。

6.プレイ人数の変更(追記)

旧版では、3〜8人でしたが、新版では2〜9人!になっています。正直9人でやるなら2グループ以上に分かれればいいじゃないかと思いますが、そういう事情もあるのでしょう。

もう少し見落としがあるかもしれませんが(Kickerというオプションルールとカードが追加されていますが、それは新ルールなので比較の必要は無いでしょう)気になったのはこんな所です( 資源のカード内訳その他は変わっていないように見えました)。

Outpostはそれなりに昔のゲームなので、よくもわるくもその当時のテイストを持ったゲームです。今回の新版で、それがスマートになったのか、全く違うゲームになってしまうのか、はたまたさほど影響はないのか気になるところです。

ただ、復刻を待っていたファン用のアイテムですから旧版ルールも明記してほしかったですね。

 


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