ボードゲーム動画の撮影機器とソフトのご紹介(撮影編)

Youtubeへボードゲームの動画をアップし始めてから、700本あまり撮影と編集をしてきました (2018年08月現在)。この撮影と編集で使ってる機器とソフトの詳細をご紹介します (一覧の記事は – こちら)。今回は撮影編です。

※ 2018.08.01現在使用している環境です

1.撮影

ボードゲームの動画を撮影するときは、レビュー系とプレイ動画系の長時間系で撮影機器を分けていました。

1.1レビュー撮影

レビュー撮影時に私が重視したのは「焦点距離」と「最短撮影距離」、「プレビュー画面」でした。

焦点距離はボードゲーム を撮影する関係上テーブルいっぱいの広さを撮影できる必要性があります。テーブルまで距離をとって撮影することもできますが、そうなると駒などが小さくなってしまい全体が分かりづらくなります。このためにテーブルからカメラは1m以下の距離で収録する必要があります。

私の環境では、35mm換算で32mm以下 (ミラーレスを使っていますので16mm以下)の焦点距離レンズを使うとほぼ目的の画角で撮影できることになります。

下記が私がオープニングで収録している時のよくある画像です。

hal_99 Youtube機器紹介-画角画像

これは私の手とカメラが70〜80cmの距離で撮影しています。この状態で横幅100cmのテーブルをほぼカバーする形で撮影できています。テーブルの隅々までコンポーネントを広げた状態で撮影する場合は、より上方から撮影する形をとりますが、通常の画角で収録する場合には32mm以下の焦点距離レンズが必要になります。

ビデオカメラだとこのぐらいの画角で撮影できているものはあまりないために、私はカメラで撮影しています(ビデオカメラにコンバーターレンズをつけて撮影されてる方もいらっしゃいます)。

また、小物類はズームにするよりレンズの前にコンポーネントを近づけたほうが見栄えが良いので、最短撮影距離も30cm未満のものが重要でした(この時に背景画像をボケさせたほうが見やすいのでF値は明るいほうが良いです)。この辺りもカメラのほうがビデオカメラより比較的有利なレンズを選択しやすいと思います。

Youtube機器紹介-アップ画像

プレビュー画面は撮影中に収録する側にモニターが向いてどんな映像になっているか確認できるものです。2014年当時はバリアングル液晶(モニターが稼働して前側に出せる)のものが選択肢として多くありましたので、そのなかから選択していました。

iPhoneのインカメラ(モニターがある側のカメラ)での撮影も試しましたがインカメラ側のレンズではやや画角が不足ということとズームができない(デジタルズームのみ)ということで諦めていました(iPhone8 Plusに変更してから数度試しましたが、ズームを使用しなければかなり実用に近くなってるとは思います。その場合は、かなり部屋を明るくした方が良いと思います)。

上記のことから、2014年に「Sony Nex5R」に「SELP1650 16-50mm」のレンズをつけることを選択して、600本近く撮影しました。2017年ごろからそろそろ4Kで撮影することを考え始め、2018年7月には、Panasonicの「Lumix G8」に乗り換えました。乗り換えた理由はいくつかあります。

  • Sonyの新機種を検討しましたが、Sonyのミラーレスにバリアングル液晶がほとんど採用されなくなりました。プロ仕様以外の機種では撮影しながら画面を見るスタイルの新型機が存在しなくなってしまいました。
  • Sonyのミラーレスカメラは多くの機種で熱耐性が弱く長時間収録に向かないと言われていました。Nex5Rも当時からその弱点を抱えていて(カメラだからそういう方針で設計されているのだと思います)、電源をこまめに切って収録していても合計30分程度収録するとで警告が出始めます(一定温度以上になると強制的に電源が切れる)。なんども収録中に撮影を中断して、冷えるの待ちをする必要がありました。
  • Nex5Rは普及モデルであったために、外付けのマイクを取り付けることができないもの気になっていました(内臓マイクとしては比較的音質が良いとは思います)。
  • レンズは何本も買いましたが、ボードゲームのレビューに必要な条件は標準レンズで満たしていたために、結局ほとんど使うことはありませんでした。

そこで、Lumix G8シリーズの利点です。

  • Lumixシリーズは、連続30分以上の収録ができる数少ないミラーレスカメラです。30分以上連続撮影ができると輸出時の関税でビデオカメラの関税が課せられるため多くのメーカーでは30分で一度撮影が止まる仕様が入っています。
  • 長時間収録ができる前提の構造になっているため熱耐性が強いと言われています。10数本収録時点の感じでも熱暴走で停止したという経験は今のところありません。

正直LumixシリーズはGH系が動画撮影でG系は静止画と言われています。しかし、2018年08月現在はGHシリーズは20万超えで手を出しづらい価格帯になっていることと、G8も最新ではありませんが(G9が最新だがこれも20万超え)、価格もこなれているのと私の条件は十分満たせているのでG8にしています(標準レンズで希望の画角が撮影でき熱耐性があり、バリアングルモニターが付いている。4Kも30フレームだが撮影可能)。

また、G8だと長時間収録用にACアダプター(DCカプラー DMW-DCC8ACアダプター DMW-AC8 )を利用した収録も可能かつ多くのYoutuberに実績があり、電源が必要ですがバッテリーの残容量を気にせず収録ができるのもメリットです。

G8は弱点として、内臓マイクが貧弱です。Nex5Rはカメラの上方にマイクがあったため、前方からでも後方からでもそれなりの音声が収録できたのですが、G8は後方のグリップ近くにマイクがあるために正面からの音声収録には向きません (カメラ内部の駆動音もそれなりに拾ってしまう)。そのためにモノラル収録になりますが「RODE VideoMicro」を取り付けて収録しています。

Youtube撮影-LumixG8

マイクレベルの設定は環境によって依存があると思いますが、私の環境で収録した感じでは、マイクレベル+2ぐらいがちょうど良いと感じています。RODE VideoMicroは指向性が高いので周りの雑音を拾いにくい反面、少し声が小さくなりがちですので、こうした設定にして収録しています。

Youtube撮影 - マイクレベル設定

1-2 プレイ動画編

プレイ動画は数時間に及びプレイ映像を収録する関係上でiPhoneを使っていました (2018年08月以後はLumixで収録するかもしれません)。

iPhoneは5Sの時から収録に使っていますが、プレイ動画程度でしたら画質は問題になりません。画角もある程度引いて収録するので問題になりづらいです。iPhoneで収録する時のポイントは以下の通り

  • 標準マイクで収録するか外部マイクを使うか
  • バッテリーをどう確保するか
  • 3脚への取り付けをどうするか

マイクは標準でもおおよそ収録できると思いますが、外部マイクを使ったほうが音質は当然良いです。ただしそうなるとマイクデバイスを繋げて同時に電源確保するのが難しくなります。私が使っている「MV88」は接続すると同時に充電はできませんので、iPhone8 Plusで1〜2時間程度の収録向けです。ただし、音質はかなり良いです。

Zoom iQ5」は少し古いマイクですが(2018年08現在は後継機が出てます)、これはマイクに別のUSBの口が付いていてマイクを接続した状態で充電が可能になっています。長時間収録をしたい時は、このマイクが非常に便利です。

スマートフォンにマイクを接続する場合には、収録時間と同時に充電有無を検討して機器を選択するのが良いと思います。

標準マイクで収録する場合に、気にしたいのはどちらのマイクを使っているかです。iPhoneは表面と裏面の両方から集音できるようになっており、普段はそれを意識することができません。「FiLMic Pro」のアプリを利用すると、「表面・裏面」のどちらの集音マイク(あるいは両方)を使って撮影するのか、ピントは何処に固定しておくのか、といった設定ができるようになります。

途中に誰かの腕などが入ってピントがその度に変わってしまうようなトラブルを避けるには、この手のアプリを使って収録するのが便利と思います。

三脚への取り付けですが、型番がわからなくて一覧には記載していませんが、以下のようなアダプターを使っています。

Youtube撮影-アタプター

下側で3脚に固定して、上記部分が万力のようになっていますので、それでiPhoneを挟む感じです。50mm〜100mm幅まで対応しているのでかなり長く使っています。こうしたアイテムが1個あるとゴリラポッドなどにも簡単に取り付けできますので、便利と思います。

撮影時に私が気にして使ってる機材はこんな感じです。またアップデートがあれば記事を更新します。

 

 


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