MEDICI / AMIGO Spiel
訳:後藤 智己氏
3〜6人用
10歳以上
所要時間30〜60分
★背景
15世紀のイタリア、フィレンツェは貿易都市として栄えていました。香辛
料、織物、顔料、陶磁器、鉄などが世界中から集まり、そして世界中へと売ら
れていきます。 Bardi,StrozziやMedici といった世界中の商人がここを支配
し、富と権力を求めています。
★目的
あなたはイタリアの商人となり、より高価な商品を買い付けようとします。
その際巧みに他のプレーヤーたちを出し抜かなくてはなりません。各ラウンド
の終了時に持つ商品の在庫の価値が高ければ高いほど、多くの金を得つことが
できます。。商品を独占すると、さらにボーナスが与えられます。3ラウンド
プレイした後、勝者が決定されます。
★内容物
ゲームボード 1
商品カード 36
駒 36
★準備
各プレーヤーは同色の駒6つを持ちます。
ゲームボードをテーブル中央に広げます。ボード中央部には5つの商品につ
いてそれぞれ流通表がかかれています。流通表は8つの段からなっています。
各プレーヤーはこれらの一番大きい段(最下段)に自分のの駒(小さい方)を
置きます。これの上の方の段には独占のボーナスポイントとして10と20が
書いてあります。
ボードの周辺部には0〜99までの数字ががかかれており、これはプレーヤー
の財産を示すものとして使われます。駒(大きい方)の置かれているところの
数字が、そのプレーヤーの所持金です。単位はフィレンツェです。開始時には
3、4人でプレイするときには40、5、6人でプレイするときには30のと
ころに置きます。これがゲーム開始時の資本金になります。
36枚の商品カードには、5つの商品について0から5までの価値が書かれ
たカードがあります。それ以外に10の価値がある、どの商品でもないカード
があります。これらのカードはプレイに参加している人数により使用する枚数
が違ってきます。
3人でプレイするとき 18枚
4人でプレイするとき 24枚
5人でプレイするとき 30枚
6人でプレイするとき 36枚全部
この枚数のカードを取り、よく混ぜて裏向きにしてボード横に置きます。残る
のカードは、このラウンドでは使用しませんので、別にしておきます。
最初にプレイする人を決めます。2、3ラウンドでは、財産の一番少ない人
から始めます。
★第一ラウンドのルール
ゲームは時計回りに進行していきます。順番のプレーヤーはカードの山の一
番上から1枚をめくり、皆に見えるように山の横に置きます。このとき、望む
なら2枚目、3枚目のカードをめくることもできます。
この表向けられたカードは、各プレーヤーの獲得競争にかけられます。
注:表向けられたすべてのカードがひとまとめにして売りに出されます。その
一部だけを購入することはできません。
カードをめくった人の左隣のプレーヤーから順に、値段を付けるか、パスを
するかします。そして、各プレーヤーが順に前の人より高い値段を言うか、パ
スをするかをします。カードをめくったプレーヤーは最後に値段を言うか、パ
スをするかになります。
商品の競りは1巡の間だけ行われます。もっとも高い値段を付けたプレーヤー
が、その商品カードを獲得し、自分の前に表向きにしておいておきます。そし
て、その額だけ自分の所持金の駒をさげます。
注:所持金が0フィレンツェを下回ってはいけません。
そして、順番が次のプレーヤーに移りこの手順を繰り返します。
例外:誰も値段を付けなかった場合は、その商品カードは裏向きにして山の
横に置かれます。このカードはこのラウンドではもう使用されません。
在庫の制限
ラウンドの間に購入した商品は自分の前に表向きにしておきます。ただし、
もてるカードの数は、5つまでに制限されています。従って、所持カードが5
枚以上となるときは値段をつけることができません。一度買ったカードを戻し
たり、捨てたりすることはできません。カードをめくるプレーヤーが、自分が
買えなくなる枚数のカードをめくることはかまいません。ただし、買うことが
できる人がだれもいなくなるような枚数のカードをめくることはできません。
5枚の在庫制限いっぱいまで買ってしまったプレーヤーは、カードをめくった
り、競りで値をつけたりすることができなくなり、一時的にプレイから抜けま
す。
例:Aさんはカードを2枚持っていて、順番に当たっています。彼は3枚めく
りました。Bさんは3枚、Cさんは4枚カードを持っているため、パスをしな
ければなりませんでした。Dさんは2枚カードを持っており、7フィレンツェ
の値をつけました。Aさんはパスをして、カードはDさんが手に入れました。
Dさんはカードが5枚になり、このラウンドにはもう一切参加できません。こ
の後で、誰かがカードを3枚めくったらAさんが1フィレンツェで買うことが
できることになります。
★第一ラウンドの終了
1人をのぞく全員のプレーヤーの在庫がいっぱいになったら、最後の一人の
プレーヤーは不足分のカードを山から順番にめくって、補充します。このとき
の代金は無料です。このプレーヤーに選択の余地はなく、めくったカードを返
すことはできません。こうしてラウンドが終了します。
また、カードの山をすべて使いきったら、その時点で終了します。誰かの在
庫がまだ埋まっていない場合でもです。あとどのくらいラウンドが続くか推測
するために山のカードの枚数を数えることはいつでもできます。
★第一ラウンドの決算
まず、獲得した商品カードすべての価値を合計します。その数のもっとも大
きいプレーヤーが(1位のプレーヤー)、もっとも多くの収益を得ます。順位
が下がるにつれ、獲得する金額も下がります。その金額は以下の表にかかれた
通りです。収益金は参加しているプレーヤーの数によって変化します。
プレイヤーの人数 3 4 5 6
1位 30 30 30 30
2位 15 20 20 20
3位 − 10 10 10
4位 − − 5 10
5位 − − − 5
6位 − − − −
獲得したポイントが同じで、同じ順位に複数の人がいる場合には、それらの
順位の人に与えられる得点をすべて合計し、人数で割ります。端数は切り捨て
です。これらの金額は、マーカーで示された自分の所持金に加算します。
5人プレイ時の例
Aさんはこのラウンドでの香辛料の5、顔料の5、鉄の3、鉄の0、その他
の10を獲得し、23点で1位になりました。他の4人のポイントは以下の通
りです。
Bさん 20点(2位) Cさん 16点(3位)
Dさん 16点(3位) Eさん 14点(5位)
決算:
カードの得点 収益
Aさん 23 30
Bさん 20 20
Cさん 16 7
Dさん 16 7
Eさん 14 0
注:CさんDさんは同点でした。そこで3位と4位のポイントを合計し(10
+5=15)2で割ります(15÷2=7 端数切り捨て)。
続いて独占ポイントの計算を行います。これは、それぞれの商品の種類ごと
に行います。それぞれの商品について購入した商品の枚数を数え、その数だけ
対応する流通表のところの自分の駒を上のマスに移動させます。このとき、商
品のポイントは関係ありません。
注:その他の10のカードはここでは数に入れられません。
それぞれの商品について、一番上位にいるプレーヤーに10、2位のプレー
ヤーに5のボーナスが与えられます。同一の順位に2人以上いる場合は、全体
での収益と同様に得られるポイントを合計して人数で割ります。このときも端
数は切り捨てます。
例: (独文ルールブック4ページの図参照)
Aさんは10フィレンツェ獲得します。B、C、Dさんは5を3で割って
(端数切り捨て)1フィレンツェずつ獲得します。
これを5つの商品についてすべて繰り返し、所持金のマーカーを移動させ、
次のラウンドに移行します。
★第2、3ラウンドのルール
36枚の商品カードすべてをよく混ぜて、プレーヤーの数に対応する枚数
(1ラウンドと同じ)だけ取り、裏向きのまま山にしてボード横に置きます。
このラウンドは、その時点での所持金の少ない人からスタートします。2人以
上いる場合は、その人達の間で適当な方法で決めます。
独占ポイントを決めるときには、それぞれの流通表で置かれている駒の位置
から始めてます。最上段に移動した駒は、もう動くことはありません。10、
20とかかれた段に駒が到達したら、その数字分(10もしくは20)だけさ
らにボーナスをもらいます。
例: (独文ルールブック5ページの図参照)
Aさんは30フィレンツェ獲得します。(10+20)
Bさんはなにももらえません。
C、Dさんは12フィレンツェ獲得します(5÷2(端数切り捨て)+10)
その他のルールは第一ラウンドと全く同じです。
★ゲーム終了
3ラウンド目が終了したら、ゲームも終了します。所持金が一番高いプレー
ヤーが勝者になります。
★戦略のヒント (略)