NEW YORK / PIATNIK
訳:後藤 智己氏
Sid Sackson & Sven M.K bler作
3〜5人用(2人用ヴァリエーション有り)
12歳以上
所要時間約40分
| ★用具 | |
| ゲームボード | 1 |
| カード | 80 |
| ストリートおよびアベニューカード | 56 |
| ジョーカー | 10 |
| ゲーム終了カード | 2 |
| アクションカード | 12 |
| コマ | 110 |
| 赤、青、黄 | 各25 |
| 緑 | 20 |
| 黒 | 15 |
| 色カード | 5 |
| チップ | 25 |
★ゲームの目的
プレーヤーは49ある地域の建物の所有権を争います。終了時に最もたくさんの建物
(群)を持ち、ポイントの最も高い人が勝者になります。ゲームの進行の中で、他のプ
レーヤーの建て方をしっかり観察しまた妨害することが重要になってきます。
★用具の説明
◎ゲームボード
ボード上にはニューヨークの7つの横列からなる街区(アベニュー)と7つの縦列か
らなる通り(ストリート)により分割されています。ここに、49のマス=49の建物
があります。
◎カード
カードには裏が赤のものと青のものがあります。赤のものはボードの横列のアベニュ
ーを示し、青のものはボードの縦列のストリートを示します。
・道路カード
1アベニューにつき4枚、計7×4=28枚の赤の道路カードが、
同様に1ストリートにつき4枚、計7×4=28枚の青の道路カードがあります。
・ジョーカー
赤に5枚青に5枚のジョーカーがあります。
・ストップカード
このカードによりゲームの終了時点が決まります。
・アクションカード
12枚のアクションカードは一般ルールでは使用しません。これらはヴァリエーショ
ンルールでのみ使用します。
◎コマ
各プレーヤーはひとつの色を担当します。コマを使って、所有している建物を示しま
す。プレーヤー1人当たりのコマの数は、参加しているプレーヤーの人数により決まり
ます。
プレーヤーの数 コマの数 使用する色
3 25 赤、青、黄
4 20 赤、青、黄、緑
5 15 赤、青、黄、緑、黒
◎色カード
色カードで、誰がどの色を担当するか決めます。
◎チップ
チップを使うことにより、他人の建物を乗っ取ることができます。ゲーム開始時に各
プレーヤーが持つチップの量は、参加しているプレーヤーの人数により決まります。
プレーヤーの数 チップの量
3 8
4 6
5 5
★準備
・ゲームボードをテーブル中央に広げます。
・必要なコマを準備します。
・必要なチップを各プレーヤーに配ります。
・必要な色カードを準備します。
・ストップカードは、横に置いておきます。
・アクションカードは(通常ルールでは)使用しませんので、箱の中に戻します。
・残りのカード(道路カードおよびジョーカー)はよく混ぜて、ボード横に裏向きのま
ま山にして置いておきます。
★ゲームの進行
このゲームは、準備ラウンドと本ラウンドからなります。
★準備ラウンド
本来のゲームを行う前に、いくつかのコマをボード上に配置します。このラウンドで
配置するコマの数は参加しているプレーヤーの人数により決まり、それは、最初に配ら
れたチップの数と同じです。
プレーヤーの数 一色あたり置くコマの数
3 8
4 6
5 5
◎コマの配置
・各プレーヤーは、一色を選んでこのラウンドで配置する数のコマ(8,6もしくは5
)を取ります。本ラウンドでどの色を担当するかは、準備ラウンドが終わった後で決め
ます。・最も若いプレーヤーが自分のコマ1個を任意のマスに置きます。
・以降は時計回りの順番で続けていきます。
・準備ラウンドで置く全てのコマを配置するまでこれを続けます。
◎配置のルール
・空いているマスにのみ、置くことができる。
・同じ色のコマが2つ以上縦もしくは横で接するような配置はできない。斜めはよい。
このルールは準備ラウンドでのみ適用される。
◎色の選択
・全てのコマが置かれたら、本ラウンドでどの色を担当するか決める手順にはいる。
・準備した色カードをよく混ぜ、色の書かれている方をしたにしてテーブルに並べる。
・各プレーヤーは1枚ずつこれを取り、その色が本ラウンドで担当する色になる。
・各プレーヤーは自分の担当する色の残りのコマを持つ。
★本ラウンド
ここから、本来のゲームが始まります。
◎カードを取る
・赤のプレーヤーから順に、カードを一枚ずつ取っていきます。
・これは、そのプレーヤーが各色少なくとも2枚のカードを取るまで続けます。例えば
あるプレーヤーがストリートカード6枚とアベニューカード2枚を持っている一方で、
他のプレーヤーは双方とも2枚ずつしか持っていないということがあるのです。
プレーヤーは少なくとも4枚のカードを持つことになります。カードは裏側の色ごと
に分けて持ち、他のプレーヤーにそれがわかるようにしておきます。
◎建物の獲得
各プレーヤーは手番で以下の行動を行います。
1.赤と青のカードを一枚ずつプレイする。
2.建物を獲得する。もしくは撤退する。
3.使用したカードをディスカードパイルに捨てる。
4.カードを補充する。
◎1.カードのプレイ
赤と青のカードを一枚ずつプレイすることにより、その両方のカードの示す通りの交
点の建物についての権利を得ます。すなわち、色の異なった2枚のカードで、どこの建
物が欲しいのか示すのです。
(これらの交点は、通りの名前と数字で表されます。例えば、パークアベニュー49と
かです。)
・ジョーカー
ジョーカーカードは、任意のアベニュー(赤のジョーカー)もしくはストリート(青
のジョーカー)として使うことができます。どの場所の建物の権利を得るか、宣言しな
ければなりません。
例:赤のカード=ブロードウエイ
青のカード=ジョーカー
「ブロードウエイ57」を選択
同時に赤と青のジョーカーをプレイした場合、ボード上の任意のマスを選ぶことがで
きます。
◎2.建物の獲得
2枚のカードをプレイして、どの建物を選ぶか決まったら、そこを獲得することがで
きます。
・その建物がまだ誰にも属していない場合。
直ちに自分のコマをその場所に置きます。
・その建物が他プレーヤーの所有物である場合。
その場所を獲得するために、立ち退き料を支払わなければなりません。立ち退き料は
その建物のあるストリートもしくはアベニューに置かれている同色のコマの数(立ち退
かされるコマそれ自身も含む)と同じです。これらのうち、少ない方の額を元々の所有
者に支払います。
置かれていたコマは、取り除かれて元々の持ち主に戻ります(立ち退き料を支払わな
ければならない場所のカードをプレイした場合、必ず立ち退き料を支払って、コマを置
かねばなりません。)
例:(独文ルールブック9ページの図参照)
他人の所有物であるパークアベニュー49の建物を手に入れるべく、カードをプレイ
しました。そこで、パークアベニューと49番ストリートにいくつ相手のコマがある
か数えました。パークアベニューには4つ、49番ストリートにはそれ1つでした。
そこで、そのプレーヤーに1チップ支払って、その場所にコマを置きました。
もし、パークアベニュー38の建物を手に入れるならば、4チップ支払わなければな
りません。
必要な額の立ち退き料を持っていない場合、その建物を手に入れることはできません
し、そもそもそのカードをプレイすることができません。
・その建物が自分自身のものである場合。
そのコマを取り除いて、自分の手元に戻します。
・カードをプレイすることができない場合。(立ち退き料が支払えないため)
全ての手持ちカードを公開し、これをディスカードパイルに捨てます。そして、両方
の色のカードが少なくとも2枚ずつになるまで、カードを引きます。この手番は、それ
で終了し、カードをプレイすることはできません。
◎3.カードを捨てる
建物の権利関係の移動が終了したら、プレイしたカードを両方とも表向きにディスカ
ードパイルに捨てます。
◎4.カードの補充
カードの山から、再び両方の色のカードが少なくとも2枚ずつになるまで補充を行い
ます。これも、何枚引くことになるかは差があります。あるプレーヤーは一枚で終わり
他のプレーヤーは4枚やそれ以上引くこともあります。
・カードの山
カードの山が全てなくなったら、ディスカードパイルのカードをよく混ぜて新たなカ
ードの山にします。
★ゲームの終了
ボード上の誰のものでもない建物の数が4つ以下になったら、エンドフェイズが始ま
ります。ここで、2枚のストップカードが使われます。
これらを、ディスカードパイルに置きます。山札を全て使いきったら、このストップ
カードのはいったディスカードパイルのカードをよく混ぜて、新たな山札にします。そ
して、ゲームは、誰かがストップカードを引くまで続行します。
誰かがストップカードを引いたら、直ちにゲームは終了し、もうだれもカードをプレ
イすることはできません。
★決算
各プレーヤーは自分のポイントの総得点を計算します。まず、「最大建物群」を調べ
ます。「最大建物群」とは縦もしくは横で互いにつながっている建物の数が最も大きい
建物群のことです。斜めのみで接触している場合はつながっていないものとなります。
・ポイント
最大建物群を構成している建物一つにつき 2ポイント
それ以外の建物一つにつき 1ポイント
手持ちのチップ1ポイントにつき 1ポイント
・勝者
ポイントの合計の大きいものが勝者です。
例:(独文ルールブック11ページの図参照)
プレーヤーA
最大建物群 8 = 8×2=16
その他の建物 5 = 5×1= 5
チップ 10 =10×1=10
計 31
プレーヤーB
最大建物群 6 = 6×2=12
その他の建物 8 = 8×1= 8
チップ 8 = 8×1= 8
計 28
プレーヤーC
最大建物群 8 = 8×2=16
その他の建物 8 = 8×1= 8
チップ 6 = 6×1= 6
計 30
プレーヤーAが勝者です。
★ヴァリエーション
1.アクションカードの使用
ゲーム開始時に(準備の段階で)12枚のアクションカードを山札の中に混ぜておき
ます。
アクションカードには2種類あります。
・単独で使用するもの
・他の色のカードと一緒に使うもの
◎アクションカードの説明
・再開発(Sanierung)−単独使用
町の中央部が再開発されます。ボード中央の5マスに置かれているコマが取り除かれ
持ち主の元に返されます。その後で、このカードをプレイした人から順に各プレーヤー
は自分のコマをその5つのマスに一つずつ置いていきます。5人未満でプレイしている
場合は、2回置くことができる人が出ます。まだ5カ所全てが埋まっていない場合でも
全ての場所にコマを置きます。
注:単独使用のアクションカードをプレイした後、手札に各色少なくとも2枚のカード
がある場合は、カードを補充することができません。
・廃虚(Ruin)−単独使用
周辺地区の建物が荒れます。ボードの4隅の建物上に置かれているコマを取り除き、
持ち主の元に戻します。このカードをプレイしたプレーヤーから順に自分のコマをこれ
らの4隅のマスの一つに置いていきます。3人でプレイしている場合、2回置くことの
できるプレーヤーが出ますし、5人でプレイしている場合には一つも置くことのできな
いプレーヤーが出ます。4隅のマスが全て埋まっていない場合でも、ここでは全ての場
所にコマを置きます。
・投機(Spekulation)−単独使用
投機に失敗します。このカードをプレイしたプレーヤーは、ボード上に8つ以上コマ
を置いているプレーヤーを1人指名します。指名されたプレーヤーは投機に失敗したこ
とになり、自分の選択でコマを一つ取り除かなければなりません。その後で、このカー
ドをプレイしたプレーヤーはその場所に自分のコマを置きます。
・拡大建設(Baul we)−もう一方の色のカードとあわせて使用
価値の高いジョーカーです。このカードをプレイしたプレーヤーは、一緒にプレイし
たアベニューもしくはストリート上の任意の他プレーヤーのコマを、立ち退き料を支払
うことなく、取り除いて自分のコマに置き換えることができます。
・安定(Statik)−もう一方の色のカードとあわせて使用
このカードは建物のならびを調べます。一緒にプレイされたストリートもしくはアベ
ニューを調べます。その列で最も多くの数のコマを置いているプレーヤーは、その中か
らコマを一つ選んで、取り除かなければなりません。その場所には、このカードをプレ
イしたプレーヤーのコマが置かれます。
2.準備ラウンドの建設ルールのヴァリエーション
プレーヤーは、自分が担当する色を準備ラウンドの前に選び、その色のコマを配置し
ます。本ラウンドも、その色でプレイします。
3.2人用ヴァリエーション
この場合、各プレーヤーが2色ずつ担当します。ゲームの準備は4人プレイの時に従
います。ただし、両プレーヤーはチップを12ずつ持ちます。手番では、自分の持つ2
つの色のうちどちらを使うか選択することができます。ただし、自分のもつもう一方の
色のコマを立ち退かせることはできません。立ち退かせることができるのは、相手方の
色のコマのみです。ゲーム終了時にポイントとなるのは、大きい方のつながりのある色
とチップのみで、もう一方の色のコマは全てボードから取り去られ、ポイントになりま
せん。
4.チームゲーム
2人がチームを組んでプレイをします。この場合、1人が一色を担当し、同チームの
プレーヤーのコマを立ち退かせる際にも、チップを払わなければなりません。ただし、
カードをプレイして、その場所に同チームのプレーヤーのコマを置かせることができま
す。決算は、4人プレイの時と同様に個人個人で行い、チームのポイントを合計して、
その高い方が勝ちチームになります。