関東に来た2015年から開催しているクローズの会(WGG)。今回は、会場が取れた日が私の誕生日と重なっていたのでたくさんの方にお祝いしていただきました。ありがとうございます。
また新しい1年を皆さんと楽しんでいこうと思います。
タペストリー
ストーンマイヤー社の2019年期待の新作。短時間文明ゲームとも4X系ゲームとも言われて気になっていたもの。
ルールを聞くと基本はシンプル。手番になると「アクション」か「収入」を選ぶ(名前はうる覚え)。アクションを選択すると手元のリソースを支払ってボード上にある4つのトラック(化学とか軍事力とか)のいずれかを進めてて、進めた先に応じた能力やリソース・建物などをもらうという感じ。
アクションで支払えるリソースが無くなると収入を選択せざるを得なくなるのだけど、「収入」を行える回数には限りがある。そして、驚くことに収入を一定回数行ったプレイヤーからゲームを離脱し他プレイヤーのゲーム終了を待つだけとなる!
と、非常に面白そうなのだけど、他の卓とのメンバー調整があって、インストをここまでお聞きした段階で離脱。次回は是非
イムホテップ デュエル
2人用イムホテップ。実際は三目並べにの感覚でワーカーを配置してゆき船の荷物を取っていく。今回は、ピラミッドとオベリスクをB面にしてプレイ。
なんとなく、太陽と仮面を中心に集めてみようと積極的に狙ってみたものの、気がついたらピラミッドパーツが全然ない。ピラミッドのB面はA面の時と違って最後が凄い点数になってるのが十分意識できてなかった(AとBで得点で全然違う)。
この辺りは意識してプレイスタイルを変えないといけないあたりはよくできてる。2人用短時間ゲームとしてお気に入り。アクションタイルに英語が書いてあるけど、素読みで問題ないレベル。
QE
各プレイヤーが国家(米国とかイギリス)の代表になって必要な産業タイルを入手していく一括入札タイプのゲーム。
産業タイルには種類や数字が書かれているので、数字の総計や種類のセットコレクション、自国のタイルを集めることで得点が伸びてゆく
こう書くと普通のゲームだが、このゲームの特徴は「各自の予算は無限」。入札にいくらの金額を書いても全く問題ないというところ。
つまり、ハイソサイエティー式に、「最も多くお金を使ったプレイヤーは脱落」というスタイルを取っている。
そしてもう1つ重要なのは、各自が入札した金額は、その時の手番プレイヤー(胴元)しかわからない。競り落とされた後も、誰が入手したかはわかるものの、いくらで入手したかは不明なまま。
これが全体の緊張感を最後まで維持し続ける。自分が使った金額は相対的に何番めぐらいなのか。もう1枚タイルを購入する予算を突っ込んでも大丈夫なのか?!
このあたりの消費金額を想像するあたりが、非常に面白い。
ひだりさん、Tesさん、まおさん、ちとさん、という最高のメンバーにも恵まれ各自の入れる額が非常に微妙で面白い。序盤にタイルを購入できなかったら、後半に突っ込むしかないのだけど、その時各自がどのぐらい使ったかはわかってないので、想像で追いつくしかないあたりはこのゲームならでは。入手しておきたいゲームですね。
Fresahwater Fly
ダイスドラフトによる川魚釣り。
スタートプレイヤーが降ったダイス群の中から、手番で1個ピックアップしてゆくシンプルなスタイル。
釣れてる魚がいなければ、ダイス目に応じた場所にフライを飛ばして釣れるかのチェック。釣り中であれば、ダイス目に応じてリールを巻いて魚を手元に引き寄せてゆく(最後には釣り上げれる。針が外れるとかはない)。
魚に応じて、リールを巻かないといけない回数が変わっていたり得点が違ったりするので(釣れるまでわからない)、この辺は実際のつりっぽい。
のだけど、釣れるかどうかは、”4枚中1枚入っているFish ON!”のカードを引かなくてはならない。基本的なチャンスは2回で1枚引き、だめなら残りの3枚から2枚を引く(3回目引くことも可能なケースがあるが、実は飛ばすフライと川にいる魚がマッチしないといけないのでそこまでのチャンスは滅多にない)。
つまり3/4でFish Onを引ければ釣れるのだが、誕生日の私は劇的についていて”6連続失敗”。釣れると特殊能力がもらえたり、魚のセットコレクション要素もあってファミリー向けゲームとして面白いと思うのだが、この引き運ではいかんともしがたい(笑)。
面白かったのですがしょっぱい結果に終わりました。当日はオーバーリアクションで各自には失礼しました。
キューバ
面白い手応えだったから、再プレイしようと思いながら12年が経過(2007年のゲーム)。
基本的なシステムは5枚の手札から1枚を選択してアクションを4回行うとラウンド終了。これを6回繰り返す。
振り返ってみると非常に重要なのは、前回プレイしたのが2007年ということ。ホームステッダーズでも触れてるけど、セリの時代が終わりかけて、ワーカープレイスメント時代に切り替わる直前にリリースされてる。これが今プレイすると評価がかわる点だと思う。
流れは、リソース入手・販売か加工・出荷という非常にオーソドックスなプエルトリコ的にも見える要素なのだけど、手元のボードに建物を建築すると特殊効果を得る代わりに農作物や資源の産出量が減っていくというジレンマ。
ラウンド終了時の得点方法は、各自の入札による法令決定とお金が乏しい中での競争と最近ではみられない要素であふれていた。
総じて全体的に地味なのだけど、今回は4/6ラウンドで時間切れになってしまったので近日フルラウンドプレイし直したい。
今回の例会で気になったゲームはこんなところです。スノードニアやホームステッダー拡張入り、タペストリーなどプレイしたいゲームであふれていました。参加いただいた皆さんに感謝です。