The Game Gallery

ボードゲームに関するレビュー・プレイレポート・サマリーなどを掲載しています

2019.10 平日会

リメイクされる予定ゲームをプレイしようという平日会。このときは、アトグ師匠、しのさん、まおさん、私の4人。感謝

ハチエンダ

7円の次は"ハチエンダ"というセリフができたのが2005年。再プレイしたいなと思いながら10年以上寝かしていて、"ハチエンダ"のセリフだけいつも使うという不思議な作品。

システムは、チケットゥライド風に入手できる2種類のカード(動物と地形)を使って、開拓をしてゆくイメージ。ボード上に描かれている地形ヘックスには地形カードを使って自分の土地トークンを配置し、平地部分には基本的に動物カードを使って指定動物を配置してゆく。

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ここでポイントとなるのは、"土地"は3つ以上連続して繋がってないと決算の時に点数にならない。"動物は土地につながってないと開始できない"ということがある。このため、土地をある程度大きくして、そこから動物を伸ばしていきたい。

なのだけど、ボードはとても狭いので他プレイヤーとぶつかりまくりあまり大きくできない。しかも、このゲームには収入フェイズがなく、動物を市場が描かれているヘックスに隣接させた時にお金を得を得るのが主な手段(隣接した動物の数+動物に繋がってる土地の数)。

カード引きも、見えてるのは3ペソ、山から引けば2ペソと嫌らしい値段設定になっているのがポイント。このカードを買うためにも、なんとか動物を市場に隣接させて行きたくなる。

この時は、北方面の地形に私以外の3人が初手からぶつかり合うすごい出だし。

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これは、最初に持っている地形カードで連続で置ける場所を探すとこうなることがあるのだけど、なかなかにすごい感じ(ちなみにボードの裏面は別の地形が書かれているので、地形によっては多少防止できそう。また新版は地形が追加されるらしいので、この辺も考量されてるのかもしれない)。

となればと、南方の地形をガッツリ抑えて左右にも幅広く侵攻(緑コマ)。こうなると市場隣接ボーナスも得点計算時に大量に得られていい感じの展開でした。

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システムはシンプルですが、ほぼ直接殴り合いに近い地形配置ができるので、親しい人同士でプレイした方が良いゲームと再認識しました。親しい人とプレイするのであれば良作品です。

Three Dragon Ante

こちらも2005年リリースの作品で今年2回目のリメイクが予定されているギャンブル系カードゲーム。

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システムは非常にシンプルで、

  • ラウンドの開始時にアンティーを各自支払う(ポット作成)
  • リードプレイヤーから手札からカードを1枚出してもとに置く。
  • 全員がカードを3枚出す(3周する)まで続ける
  • 手元に出したカードの合計値が一番高いプレイヤーがポットのアンティーを全て受け取る
  • カード補充

基本は、これを繰り返すだけ。そして誰かが支払い出来ずに吹っ飛んだ時に、一番お金を持っていたプレイヤーが勝利する。

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実際にプレイするとすぐ分かるのだけど、カードには特殊能力が無いやつがいない!

発動するには条件があるものの、発動したら、"他人が出したカードをうばう"、"ポットからお金を盗む"、"カードを補充する(このゲームは1ラウンドで4枚カードを消費するのだけど、補充は2枚しかない)"などとんでも効果ばかり。

しかも手札がなくなると、お金を支払って手札が4枚になるように補充するのだけど、何金になるかは完全に運(1〜13金)。これが支払えなくても吹っ飛ぶので、手札はなるべく特殊能力で補充したいところ。

こんな感じで、すごい設定なので、カードを1枚出すたびに、"えええ??“、"私から?!”とかの叫びが聞こえて来る展開で面白い(笑)。

システムというよりプレイしてるメンバーとその時のプレイの流れに面白さが強く左右されるゲームなので、良作というのはちょっと難しいのだけど、この時は最高に盛り上がりました。近々再プレイしたいですね