The Game Gallery

ボードゲームに関するレビュー・プレイレポート・サマリーなどを掲載しています

2019.12 デッキ構築の会

長らく積んであったAeon's End拡張をプレイしようということで、気になる作品と合わせてプレイしてきました。

Aeon's End War Eternal

イーオンズエンドシリーズの独立拡張第一弾。2017年リリースで積んでいたものを出してきました。

流れは基本セットと同じで、プレイヤーは魔法使いで(肉弾戦はさっぱり)、街に攻めてくる大型モンスターを倒すのが目的です。 この拡張セットは割とハードにできているのか、四体入っている敵がやや簡単が一つで残りはどれもハードです。

なんとなく選択した敵がイージーなやつで、久しぶりのデッキ構築にも関わらず、なんとなく勝ててしまった(それなりにギリギリでしたがw)のが運の尽き。

さて連戦と取り出した敵はタイムワープ能力付き(特定条件で敵の手番が増える)。これまた強い。本体は大したことない(HPは多い)のだけど、部下がやけに多いわ硬いはで、ゆっくりデッキを育てますか、などとプレイしていた私たちはあっという間に全滅(^^;;。

久しぶりにこのシリーズをプレイしましたが、デッキ構築しながら協力して巨大な敵を倒す、という痺れるテーマがやはり楽しいですね。

同時に、高難易度の敵は本当に強いので運も絡みますが、プレイの仕方が問われる良ゲームと思います。再プレイしたいですね。

It's Wondeful World

最近話題のドラフトゲームですね。特的の国家?を担当して自分の国を発達させていく感じです。 システムはシンプルで、各ラウンドで最初に配られたカードをドラフトしてゆきます。

ドラフトで受け取ったカードは、配置するか捨てて資源を受け取ります。資源というのは、配置したカードは建設中という扱いで、完成するには各カードに書かれている資源を消費する必要があるのです。

この資源は、先程の受け取ったカードを捨てた時と、完成しているカードが資源を算出するので、これを合算して毎ラウンド建設中のカードを完成できます。

完成したカードからは勝利点が得られるという仕掛けです。カードにも色があるので、色毎に算出する資源や得点に偏りがあり、さらに自分が最初に持っている国家にも色があるので、どの色をどのくらい集中して集めるかが、ドラフトのキーです。 ただし、当然だとドラフトゆえにカットされるので、それも含めた選択が必要となります。

全体的に突出した要素はありませんが(シナリオはあるらしいですが)、快適なプレイ感が心地よいゲームでした。

Awkward Guest

いわゆる、誰が、なんの動機で、どの凶器で殺人を犯したのかを当てていきます。

面白いのが、ヒントをもらうアクションで、XXXかXXXについて教えてください、と言うことを手番で宣言できるのですが、他のプレイヤーは、「では、これらのカードで合計4ポイント分のヒントを出します」と提案ができる仕掛けになっています。この時、何のカードを出しているかは見えません。必ず指定した条件の情報が入っていることだけがわかる仕掛けです。 これらの提案された情報を欲しいなあと思うと、手元からどんな情報でもいいので、提案されたポイント合計以上のカードを渡す仕掛けになっています。 このトレードによってプレイヤー間で一定の情報が巡ることになり叙々に正解が分かってきます。

この正解もよくできていて、よくあるタイプだと、正解の組み合わせのカードだけランダムに抜かれていて、欠けているカードを見つけ出すというのが攻略の糸口だったりしますが、このゲームの場合は、犯人が嘘をついています。

あちこちの証言を聞いていくことで、その矛盾を見つけ、犯人・動機・狂気を見つけてゆくという仕掛けになっています。 このタイプのゲームは、色々プレイしていますが、犯人が嘘を語っているので。その矛盾を突くという点や(シナリオ性なので高難易度になると共犯も出現します)、ポイント制でプレイヤー間でカードをトレードし合うというところが非常に新鮮で面白いゲームでした。