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ボードゲームに関するレビュー・プレイレポート・サマリーなどを掲載しています

「SETI」 ルール間違いやすい点

SETIをプレイする際に間違い安い部分、勘違いしやすそうな部分を整理しました(2025.03.16)。全てHAL99の解釈ですので、疑問を感じた場合は、メーカー様にお問い合わせください。

全体補足

  • 効果のアイコンが複数書かれている場合は、「左から右へ」解決する
  • フリーアクションは手番中であればメインアクションの前・後・途中のいずれにも行う事ができる。

セットアップ

  • 技術タイルは12種類をそれぞれ分けて山札にし、ボード上に配置する。この時は一番上に置かれたそれぞれのタイルのボーナスが見えるようにして置く。
  • 各プレイヤーは初期収入カードに記載されている、知名度4、クレジット4,エネルギー3、カード5枚(山札から)を受け取る。その後に、初期収入カードを裏返す。そして、手札から任意の1枚を初期収入カードの下方に差し込む。差し込んだカード右下に書かれているアイコンの資源を直ちに受け取る

ラウンドの流れ

ゲームは五ラウンドで構成され、ラウンドは以下の順で処理される。

  1. アクションフェイズ
  2. ラウンド間フェイズ

アクションフェイズ

  • スタートプレイヤーから時計回り順に手番(ターン)が回ってくる。手番ではメインアクション1つとフリーアクションを無数に実行出来る。
  • メインアクションの1つとしてパスが存在するため、フリーアクションを実行してからパスを行うことも可能

ラウンド間フェイズ

全員がパスを選択するとラウンド間フェイズに入る。

  1. 各自は、裏返した初期収入カード右下に書かれている資源と、初期収入カードの下に差し込んだ全てのカード右下に書かれている資源を受け取る
  2. スタートプレイヤー(開始マーカーを持ってる人)は、開始マーカーを左となりに渡す
  3. 公転トークン(ラウンド終了カード山札の上においてあったもの)を次のラウンドのラウンド終了カード山札の上に置く。ただし第四ラウンドでは行わない

P6下部にある「収入の増加」の説明欄の最後に「このボーナスは第二ラウンド以後の開始時にも再び獲得できます」と書かれているがこの記載は正確ではない。ラウンドの開始時ではなく、ラウンド間フェイズで受け取る(ラウンド開始時の処理は何もない)。

メインアクション

手番が回ってきたプレイヤーは、メインアクションから1つを選択する

探査機の打ち上げ

  • クレジット2を支払い地球に自分の探査機を配置する
  • 探査機同士は、自分のでも他人のでも干渉しない(地球に複数配置できる)
  • 技術開発しない限り太陽系ボードに配置できる探査機は各自1機のみ(軌道周回に送るか着陸させないと次を打ち上げ出来ない)

惑星や衛星への着陸

  • 着陸コストは、「いずれかのプレイヤーが」対象の惑星の軌道周回に探査機を飛ばしていれば、割安になる。
  • 着陸コストは、衛星に着陸する場合でも上記の割引を受けることができる

近隣の恒星の調査

  • 調査を行う順は任意。ただし個人ボードに書かれている2つをスキップすることはできない(強制)
  • 地球があるセクターの信号を1つマークとは、「アクションを実行時に地球がある場所から、外側のセクターボードを見て」ぶつかる場所のセクターをマークするの意味(技術の研究で獲得した物でも、水星のあるセクターをマークというものがあるが、これも同様に処理する)
  • 信号のマークは、対象セクターに置かれているデータトークンの中から左端のものを1個受け取り、自分のマーカーと入れ替える
  • セクターが完了した後は、2位のプレイヤーのマーカーを1個を左端に詰めて配置し、残りのマスにはデータトークンを埋める

技術の研究

  • このメインアクションを選択したら、最初に太陽系を公転させる
  • 各技術の最初の一枚目には2点のボーナスが付いている
  • 同1プレイヤーが同じ技術を複数研究することは出来ない
  • 「探査機技術」の「探査機を2機まで同時における」技術は、タイル獲得時にボーナスとして直ちに無料で探査機を1機打ち上げる

カードのプレイ

  • カードをプレイしたら、「ミッション」「ゲーム終了時得点カード」で無い限り、メインデッキ山札の横に捨て札にする

パス

パスを選択したら以下の順に処理を行う。

  1. 手札を4枚になるように捨てる
  2. 各ラウンドで最初にパスをしたプレイヤーなら太陽系を公転させる(太陽系公転トークンを次のマスに移動させるのも忘れずに行う)
  3. ラウンド終了カードを全て見て1枚を選択する、を行う。

フリーアクション

カード破棄

  • 手札のカードを捨て札にすると、左上に書かれているボーナスを即時に得る
  • カードを捨て札にして得る事ができるボーナスは、「知名度」「移動」「データ」の3種類。異星カードになると「勝利点」が付いている物がある(カード・クレジット・エネルギーは、カード破棄では入手出来ない点を覚えておくこと)

移動

  • 太陽系にある自分の探査機を移動させる。移動は、縦横どちらにも移動できる。一マス移動するには「1移動」が必要。ただし小惑星から出る時は追加でもう「1移動」が必要(技術の研究で不要にもできる)
  • 「1移動」は、1エネルギーを支払う事で得られる。また一部のカードからはカード破棄によっても得られる。
  • 移動はフリーアクションのため、手番中であれば、いつでも行うことができる
  • 探査機同士は、自分のでも他人のでも干渉しないので自由に移動できる(同じマスに配置できるし通過も出来る)

ミッションの達成

  • ミッションは、条件ミッション(左から右へ吹き出しがあるもの)と発動ミッション(上から下に吹き出しがあるもの)の2系統に分かれる
  • 条件ミッションは、欄の左に書かれている条件を自手番で満たせた場合に右に書かれている効果を実行する。実行は自手番中であれば、いつでもよく条件を達成した直後でなくてもよい。またカードを出した時点で条件が満たせていれば、右側の効果を実行できる。
  • 発動ミッションは、上に書かれている吹き出しの内容を実行すると、吹き出し部分に自分のマーカーを置いて吹き出し下に書かれているボーナスを獲得できる。こちらは、過去に吹き出しの内容を満たしていても達成できず、カードを出した後に指定の内容を満たす必要がある。全ての箇所にマーカーを置いたらミッション達成となる
  • 達成されたミッションカードは裏向きして手元に残して置き、達成したミッション数がゲーム終了時に数えられるようにしておく

データの配置

  • 手元に持っているデータートークンを個人ボード下部の「コンピュータ技術スロット」に配置する
  • データトークンの配置は、左から詰めて配置する。ただし、技術の研究で新しい技術を得ている場合、下側の点線で囲われているマスは、「直上のマスが埋まってないと配置出来ない」「点線のマスはスキップして後から配置してもよい」

その他

生命痕跡のマーク

  • 発見した色の生命痕跡の発見スペースであれば、どの場所でも配置できる。異星人を発見した後は、トラックが公開されるが、下部から・上部から配置しなくてはいけないという決まりはない。空いている好きな場所から配置すればよい

アイコン

  • カードを引くアイコンで、数字が書かれていないものがあるが、見えない「1」が書かれているものとして処理する

収入

  • 収入のアイコンの効果を得る毎に、手札からカードを1枚好きな物を選択して、初期収入カードの下に差し込む。差し込んだ時に、入れたカードの右下に書かれているボーナスを直ちに受け取る(収入全体で無い点に注意)
  • 収入の種類は基本カードだと「カード」「クレジット」「エネルギー」の3種類のみ(知名度・移動・データは収入に含まれない)。
  • 一部の異性カードは、「知名度」「データ」が収入として記載されているものもある