The Game Gallery

ボードゲームに関するレビュー・プレイレポート・サマリーなどを掲載しています

ROBOTrick

The Game Gallery Works から2020年ゲームマーケット春にリリース予定のロボトリックに関する情報ページです。

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ゲーム概要

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メンバー

  • デームデザイン
    • ドミッチ
  • アードワーク
    • decoctdesign
  • 監修
    • HAL99

ゲーム情報

  • 3人専用トリックテイキング
  • 10才〜
  • 30分〜

3人専用トリックテイキングゲームです。しかし、4人目としてHAL2020がカード(ロボット)を出してきます。

トリックに勝利してHAL2020のカードを確保できれば勝利点が得られます。ただし、カードを確保できる格納庫は3つしかありません。4枚以上のカードを確保してしまうと、逆に勝利点を失うことになってしまいます。かといって、HAL2020がトリックに勝ってしまうと、暴れられて勝利点を失ってしまいます。

HAL2020の出すカードは、AIカードによっては常に公開されています。つまり、HAL2020の出すカードは読み切れるはずなのですが、そこはトリックテイキング固有のしばりによるままならなさを表現しました。

HAL2020のカードをトリックに勝って確保したい。でも、取りすぎると困る。このあたりを楽しんでいただければと思います。

以下の情報は順次公開予定です。

ゲーム動画紹介


【ロボトリック】- 当チャンネル作成の3人 対 AIの変則トリックテイキング / ボードゲーム

マニュアル

FAQ

デザイナーズノート

「必要は発明の母である。」とは発明王トーマス・エジソンの有名な格言ですが、ゲームのアイデアを思い付くのもそれに近いかも知れません。あるゲームをプレイしていたと仮定して、このルールをこうアレンジしたらどうだろう? こうすればもっと面白くなるのではないか? 別の楽しみ方が出来るのではないか? 等と浮かんでくることがあります。

「ロボトリック」のアイデアもそんな背景から生まれたモノです。

アイデアの元になったゲームはコントラクトブリッジ!トリックテイキングの王道とも言えるこのゲームは4人専用のペア戦です。特徴的なのはビッドを決定したプレイヤー(ディクレアラー)のパートナーは、ダミープレイヤーとなって手札を公開し、ディクレアラーの指示通りにカードを出すだけの存在となります。 「スペード・ハイ」「クラブ・ロー」など、まるで命令に従うロボットのように・・・ これが「ロボトリック」の原案となりました。

ディクレアラーの指示に該当する「AIプログラム」をあらかじめプロットしておいて、AIのアルゴリズムと公開されたカード情報を読みあってロボットのカードを獲得していきます。

4枚をウイドウ(未使用)にして1人12枚が手札。ウイドウの1枚をオープンしてそのスートが切り札となります。手札改善のため2枚を選んで隣に渡します。トリックに勝てばカードを獲得して得点に。一方、ロボットがトリックに勝ったらその時に自分が出したカードがマイナスとなります。ここまでのルールは割とスムーズに決まりました。

当初は獲得したロボットのカードは全て得点としていましたが、手札の強弱で差が付き過ぎるという欠点がありました。そこで得点となるのは最初の「4枚」までとしてバランスを調整しました。これはある程度機能したのですが、今回のプロデューサーでもあるHAL99さんからすると少し物足りなかったようで、最初の「3枚」までしか得点にならないようにアレンジした方が面白いとの提言をいただきました。最終的にこのルールで決まったのですが、プレイがシビアになった分だけ悩ましさが増して、とても良い改善だったと思います。

私自身、ブログなどで創作ゲームを幾つか発表はしていますが、最初にHAL99さんから「造りませんか?」とオファーを頂いた時には正直に言うと世に出す自信がありませんでした。それから約半年、こうして製品化されるとは、まさに夢のような気分です。

製作に当たり多大なご尽力を頂いたHAL99さん、素敵なカードをデザインして下さったデジさん、そしてテストプレイにご協力をお願いした多くの方々に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

By ドミッチ