The Game Gallery

ボードゲームに関するレビュー・プレイレポート・サマリーなどを掲載しています

ニューフロンティアーズまでの歴史

ニューフロンティアーズの日本語版がリリースされています。これは比較的長い歴史の果に出てきたゲームになっていて、私個人的にエポックメイクなゲームです。

このゲームが出るまでの流れを発売年を中心としてまとめてみました(年代はあってると思いますが、矢印の間に書いてあるコメントは私の個人的な所管です)。

サンファンとレース・フォー・ザ・ギャラクシーの間の関係は、ここには書ききれないほどの話があるので、気になる方はGeekやその他を参照ください

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主要ゲーム概要

プエルトリコ

2002年にアレアブランド第七弾としてリリースされたこのゲーム。

施設を建設し、生産拠点(畑)を開拓、人を呼び寄せ、生産、出荷、販売するという比較的イメージしやすいテーマのところに革新的な仕掛けが満載されています。

というのは、時代背景としてデッキ構築も協力ゲームもワーカープレイスメントも、メインシステムとして登場する前。競りとエリアマジョリティ、ダイスによるランダム判定が溢れてた世界にこのゲームは現れています。

バリアブルフェイズオーダー、(畑タイルの)ロチェスタードラフト風、(建物に人を配置する)ワーカープレイメント風、個人ボードと魅力的な要素に溢れていました。

ゲーム世界へのインパクトは大きく、この後BGGのランキングトップとなり、アグリコラに抜かれるまで長らく君臨するのは、知られたお話です。

工場の建物が強すぎ、港が弱すぎるとの意見がでて、コストを逆にするアイデアが出ていたり(私は長らくそれでプレイしています)、各人が考えた最高の建物セットの能力検証が盛んの行われたりと、近年のテラフォーミングマーズと同じようなことが当日海外を中心に盛んに議論されていました。

アレアの宝箱に入った拡張があったりして複雑になっていますが、観測できている範囲だと拡張セットは2種類出たようです。2019年に改めてリリースされているバージョンのプエルトリコには、その2つの拡張セットが入った内容になっています。

【駿河屋】-プエルトリコシリーズ

サンファン

プエルトリコの2年後に登場したのが、カードゲーム版になったこのサンファン。

建物、作物、お金を、同じカードを使いながら使い方で表す(当時としては)目新しい仕組みを採用していました。

これによってプエルトリコにあった多くのコンポートが不要になりシンプルになっています。

ただ建物によるコンボを覚えてなんぼ、という要素も強くあり習熟度による得点の差が出やすい点は変わっていません。

また初版は特定のカードが強すぎたのか、2014年にリリースされた二版では一部のカードが変わっています。

初版は日本語版が出たものの、第二版以後は出ておらず残念なところです。また、プエルトリコカードゲームと呼称されたり、拡張が入ったバージョンが出ていたりと、なかなかにややこしいゲームでもあります。

【駿河屋】- サンファンシリーズ

レースフォーザギャラクシー

サンファンから3年ほど遅れてリリースされたのがこのゲーム。システムデザイナーは巨匠トムレーマンへと変わっています(サンファンとレースフォーザギャラクシーの販売に至る経緯は、海外サイトなどをご覧ください。ここでは、システム面だけを扱っています)。

カードの運用などでサンファンとの類似性に目が行きがちですが、レースフォーザギャラクシーは、ヴァリアブルフェイズオーダーに手を入れているところが興味深いところです。

ラウンド毎に全員が一斉に「このラウンドでは何がしたいのか?生産?販売?探検?」を入札します。だれか一人でも入札したアクションは全員実行できますが、だれも入札しなかったアクションはそのラウンドでは実行できません。入札したアクションを実行する順番は固定なのでヴァリアブルでは既にないわけですが、「このラウンドで生産はできるのか?」「生産したいなら自分で入札すればいい」「いや、一番したいのは探検なんだ...」という悩ましさに溢れることになります。

惑星が生産物を産出するのですが、一度きりしか生産しない惑星、何度でも生産する惑星、惑星の入手は、「お金か軍事力」というレーマンさんの、このギャラクシーシリーズ全てに通じる仕掛けも、このレースフォーザギャラクシーに組み込まれていて、のちのロールフォーザギャラクシーズやニューフロンティーアーズまで続くことになります。

欠点としては、SFならではの分かりにくい用語や慣れない仕掛けで、当時大変戸惑ったのも記憶にあります。いまでも名作と思い手に取ると戸惑う人はいらっしゃるかもしれません。そのぐらい慣れない用語であふれています。

また、アクションの入札は同時解決なので全プレイヤーに影響がでますが、それが終わるとラウンド終了まで他のプレイヤーとの絡みはほぼなく、習熟したプレイヤーが一体何をしているのかわからないうちに手番が終了し、慣れない人を延々と待つという事象も見聞きします。カード構成を覚えてなんぼ、というのはこのゲームも変わりはないので、習熟度の近いプレイヤー同士でプレイするのが個人的にお勧めです。

あと、トムレーマンさんは製品の問題点を拡張セットで調整するという方向に行きがちですので、このレースフォーザギャラクシーも多数の拡張セットがでています。私の認識している範囲だと第3段あたりまでを入れるのが程よくプレイできて良いようです(2020年には本体の第2版と1-3までの拡張をセットにしたバージョンも海外ではでるようです)。

【駿河屋】-レース・フォー・ザ・ギャラクシーシリーズ

各ゲームのレビュー

プエルトリコ


【ボードゲーム レビュー】「プエルトリコ」- プといえば、こちら!

サンファン


【ボードゲーム レビュー】「サンファン」- プエルトリコのカード版!

ロールフォーザギャラクシー


【ボードゲーム レビュー】「ロール・フォーザ・ギャラクシー」

ジャンプドライブ


【ボードゲーム レビュー】「Jump Drive」- レース・フォー・ザ・ギャラクシー系統のシンプル版

ニューフロンティアーズ


【ボードゲーム レビュー】「New Frontiers」- プエルトリコのSF版詳細レビュー