The Game Gallery

ボードゲームに関するレビュー・プレイレポート・サマリーなどを掲載しています

2020.01 二人ゲームの会

本来は、今年最高のゲーム(現時点w)を体験する会だったのだけど、ちょっと予定を変更して二人ゲームの会に。今回は、ちとさんと二人でプレイ。

Undaunted Normandy

いわゆるノルマンディー上陸作戦。米国とドイツの2陣営に分かれてそれぞれ勝利条件を目指す。 War Chest のデザイナー二人が同じ組み合わせで作っているのも興味深い。 f:id:mltgg:20200121221655j:plain 基本的なシステムは、部隊を示すトークンがマップ上に配置されていて、対象のカードをプレイすると動かすことができる。ただし、カードには「偵察・移動・攻撃」といった基本的なものから「増援(カードの購入)・指令(山札からカードを引く)」といった変わったものまで様々。文章ではなくて、命令の単語が書いているだけなので10種類程度覚えるとプレイできる。

そして、ユニットがダメージを受けると対象のカードをゲームから除外してゆくので、徐々に動きが鈍くなっていくあたりがWar Chestを彷彿させていい感じ。ただし、攻撃の命中判定は、ダイスに翻弄される。どんなに遠くても"0"が出たら命中するので、1/10にかけてみるのも悪くはない仕掛け(もちろん近距離のほうが当たる)。

シナリオ1

このゲームは10シナリオで作られているので、1シナリオ目。米国・ドイツともに指定された5ポイント分の場所を支配すればいい。練習シナリオだけあって、両軍ともにあまり差がなく動きを探る展開。ただし、ドイツ軍が最初に陣地を引いたところは、防御力が弱く、待ってればジリ貧。 f:id:mltgg:20200121221725j:plain 私はドイツ側だったので、米軍が奥に引いたタイミングで一気に突撃し(それまでに偵察は完了してた)、拠点を奪い勝利。カードの構成次第ではかなりアグレッシブな動きができるのが面白い

シナリオ2

このシナリオのドイツ軍側は守り。米国は1ポイントでも場所を支配すれば勝利。ドイツは、支配ができないように米軍ライフルマンをボード上から排除すれば勝利。 f:id:mltgg:20200121221755j:plain スカウトが偵察しながら近づいてくるので(偵察してない場所にライフルマンは入れない)、スカウトが一定の距離に近づいたところで、ドイツ軍のマシンガンを連射。制圧攻撃で、ダメージを与えるのではなく動けくする攻撃(回復にはカードが1枚必要)。これで進撃速度を低下させて時間を稼ぎ、その間にデッキを改善する作戦。

米軍が左右に展開するものの両方にマシンガンを連射して戦線を維持...していたのだけど、米軍の撹乱作戦にやられて、戦場を徐々に見失う(デッキに「戦場の霧」というお邪魔カードを送り込む作戦)。カードを引いても引いても霧だらけになり、スカウトを全滅させれられていたドイツ軍は、米国ライフルマンの殲滅に一歩届かず敗退(スカウトが霧を晴らす能力を持っている)。 f:id:mltgg:20200121221813j:plain デッキ構築要素と戦場でのユニットの展開要素。そして、どこまでいっても判定はダイスという大雑把ぷりの組み合わせが面白いですね。米軍・ドイツ軍が入れ替わっても面白いですし、システムもわかりやすくて楽しめると思います。

補足

  • インスト 30分
  • プレイ 1時間20分 - 2シナリオ分
ちと HAL99 平均
7.5 7.0 7.25